但馬再訪 - 豊岡市津居山 -
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コロナ禍が衰えはじめた初秋に但馬を訪ねた。神戸を北上し、福知山、豊岡から津居山漁港、瀬戸運河、気比ボートパーク、竹田城などを巡る走行距離500kほどのクルマ旅だった。
 豊岡では国登録有形文化財の古い銀行を活用したオーベルジュに宿をとった。建物そのものが文化財で改装できないため、大正レトロな雰囲気をそのまま残すホテルとして蘇っている。
 建物の外観、エントランス、広いホール、階段、そして部屋の仕切りはもちろんドアやキーまで当時のままである。そんなレトロフューチャーな雰囲気でいただくフレンチとワインは格別だった。
 翌朝、遅いモーニングをとり、どこへ向かうともなくネットを検索――。数年前に訪問した日本海の津居山漁港が目にとまった。
 日本海へ流れる円山川の土手道を走る。左手に城崎温泉街が現れたあと、すぐに津居山エリアに入る。
 川沿いには津居山港耐震岸壁があり、ズワイガニ漁の準備で忙しい多くの大型底曳き網漁船が係留されていた。青いタグの”津居山ガニ”(ズワイガニ)で有名な港だ。